現役書店員がアニメ『ガイコツ書店員本田さん』を見た感想
amazonプライム・ビデオを漁っていたところ『ガイコツ書店員本田さん』という書店員心をくすぐるアニメが配信されていたので、視聴してみました。
今回はその感想です(最新話まで視聴しました)。
あらすじ
ガイコツ書店員本田さんがお送りする、
爆笑必至のお仕事エッセイコミック、待望のアニメ化!!本田さんは戦う!! 業務と!! 絶版と!! マンガを愛する人々と!!
コミック売り場がこんなに笑える職場だなんて聞いてない!? とある書店のコミック売り場から、マンガ愛をふんだんにこめた日報をお送りします。
感想:書店員あるあるが大量!
はじめの「書店員ってどういうイメージですか」にあるある
「優しそう」「穏やか」「にこやか」「おしとやか」
あるある~!うちの店は「穏やか」「おしとやか」の比率は少ないけれど(当てはまるのは店長♂くらいかもしれない)、「優しい」「にこやか」な人はたくさんいます。
「優しい」なんて正にその通りで、もうみんな優しい。後光差しまくりですからね。初っ端から書店員の”あるある”を見事についてきてます。
「黒髪でメガネで巨乳」「男子ならメガネでひょろひょろ」
いる。どっちもいる。「黒髪メガネ巨乳」が入ってきた時はみんなざわついた。うちの数少ない男子ももれなく「ひょろメガネ」です。どこの本屋もそんなもんなんだね。
そりゃあ「優しくて穏やかでにこやかでおしとやかで黒髪でメガネで巨乳」なんて店員さんが実在するようなところだから、『本屋の店員を落とす方法』なんて訳のわからん記事がバズるのも納得ですな。
ちなみに期待の新人だった「黒髪メガネ巨乳」は超BL好きでオタサーの姫感MAXな子です。相当な人見知りっぽいので、コミュ障の私はまだそこまで交流できてません。
「暇そう」「刺激が少なそう」
前者に関しては、これは日によるとしか言いようがない。
本田さんは後者の「刺激が少なそう」というイメージに対して「そんなことないよ!」と刺激的な本屋の日常を公開していきます。この『本屋の刺激的な日常』が話の筋になっていくわけです。
この『ガイコツ書店員本田さん』というアニメは、本屋って別に退屈なわけじゃないんだよ。っていう裏側をガンガンと公開してくれるアニメなのです。
一番はじめに一般的な「書店員のイメージ」を持ってくることで、視聴者の心を一気に掴んだなと思います。
ちょっとしたつぶやきも書店員あるある
「Vジャンプなんでこんなに聞かれるの?」
「付録が人気っぽくて……」
「この前全冊買いあったから一人2冊まで」
この会話、書店員からしたら超あるあるじゃないですか?Vジャンプ怖い。
うちの店に限ったことじゃないですが、メディア化した作品とか、TVで紹介された作品とか、そういうのは本当によく売れるので、店員もいろいろアンテナ張ってます。
たまに「ついさっきのTVでやってた本なんだけど~」なんて問い合わせがあった日には一瞬で情報共有されます。(っていうか「ついさっきのTV」って問い合わせは鬼。シフト入ってるのにTV見てるわけないでしょ)
こんな風に、本筋とは関係ないような何気ない会話一つとっても「書店員あるある」なので、書店員からすると少しも見逃せないです。
BLの多様化に超あるある
第1話では主にBLコミック売り場でのあれやこれやが描かれています。
娘に薄い本の購入を頼まれた外国人のおじさんとか、本田さんにオススメのBLコミックを聞く外国人のお姉さん方とか、お客さんは非常にグローバルな感じです。
おじさんに見せられたスマホ画面に映し出されていたのが薄い本だった時の本田さんのあたふたっぷりが見てて面白かった。私は今のところ経験ないですが、あんなもの見せられた日にはきっと本田さんのようにあたふたしてしまうんだろうな。
さすがにうちは本田さんの店ほどグローバル化は進んでいませんが、今って本当に多種多様な方がBLコミックを買っていかれるんですよね。女子はもちろん、おじさんや男子高校生がBLコミックをレジに持ってきても全く動じなくなりました。BLの力ってすげー。
書店員は見てみるといいかもね
あるある~!って思わず言ってしまうような一コマが必ずあるはず!のアニメです。
モデルになっているのは割と大規模な店のようですので、中小店とは少し違う雰囲気も感じますが、お客さんとの会話とか店員の裏話など、書店員は誰しもが経験したことのあるような話が一つはあります。
最新話まで見た感想としては、主に本田さんが経験してきた修羅場を描いていることが多いかな、という印象です。なので、書店員ほど共感しながら楽しめるアニメなのではないでしょうか。
内容に関してはレジカウンターでの世界よりも品出しの世界が多く描かれています。出版社さんとの攻防とかね。書店の品出し事情を知っていれば知っているほど楽しめると思います。
とはいえ、本屋用語がたまに出てくるものの丁寧に解説をつけてくれているので新人書店員が見ても色々と勉強になるのでは。もちろん、書店で働いていなくても、書店が好きな人なら「書店ってこんなこともしてたのか~」とクスっと笑える話が結構ありますよ。
現実の書店の世界に結構忠実でした
少なくとも、うちの店はこんな感じの日々を送っています。規模が小さい店なのでもう少し平和な環境ではありますが、それでも大型タイトルコミックの発売日はレジもバックももれなく修羅場だし、たまに度肝を抜くような問い合わせもくるし。
「本屋さんの仕事って、なんだかお気楽な感じ」なんて思っている人にはこのアニメを見せてそんなことないよ、って言いたいし、「アニメの世界だから誇張してるだけでしょ」なんて思っている人には、現役書店員が超あるあるって思いながら見てるよ、って言いたい。
まとめ
書店の裏側を知りたい人は是非見て頂きたいアニメです。
このアニメを見て「あぁ、本屋に行きたいなあ」と思ってくれる人がいたらいいな。
放送日や放送局の詳細は公式サイトへどうぞ。
おまけ:本田さんの性別は?男性?女性?
アニメでは男性声優の斉藤壮馬さんが本田さんを演じていらっしゃるので、男性かと思いきや、原作のpixivコミックでは女性であるような描写がされています。
なので、アニメの本田さんは男性、原作の本田さんは女性、という設定で描かれているのでは。ただ、正直性別は関係ないですね。性別:書店員みたいな感じで見てほしいです。
あまり期待値は高くなかったアニメですが、楽しく見ることができました。最新話も楽しみにしています。
『それしかないわけないでしょう』(著:ヨシタケシンスケ)一言感想
こんにちは、本屋店員のしまです。
11月2日にとある本が発売されました。
ヨシタケシンスケさんの『それしかないわけないでしょう』という絵本です。
『みえるとかみえないとか』『りんごかもしれない』といった絵本で可愛らしい絵柄と独特の世界観が話題になりました。うちの店員にも愛読者が多いです。
今回そのヨシタケシンスケさんの最新刊『それしかないわけないでしょう』を読んだので、感想をまとめてみました。
あらすじ
主人公の”妹”は、ある日学校から帰ってきたお兄ちゃんにある話を聞いたことが原因で未来に絶望してしまいます。
いてもたっても居られずおばあちゃんに未来のことを相談すると、おばあちゃんは「決まった未来なんてないんだよ」と妹に語りました。
その話に安心した妹は「決まった未来なんてつまらないじゃない」と色々な未来、可能性について考えだしました……。
ざっくり感想
未来の可能性を狭める大人、広げる子ども
おとなはすぐに「みらいはきっとこうなる」とか「だからこうするしかない」とかいうの。でもたいていあたらないのよ。
大人になると、どうしても自分で自分の選択肢を狭めていってしまいます。選択肢ひとつひとつには可能性があり、その可能性ひとつひとつに未来があるのに、どうしても一つのことしか見えなくなってしまうんですよね。
でも物事を違う側面から見てみると、必ずしもそうでないということが分かる。分かるんだけど、ついついそのことを私たちは忘れてしまう。そんな忘れてしまっていた可能性を思い出させてくれる言葉です。
みらいがたいへんなわけないでしょう!?いろんなみらいがあるでしょう!?
「未来が大変なわけない」って、子どもだからこそ言えることですよね。この言葉には心揺さぶられました。
私にも、みんなにもいろんな未来があります。それに改めて気付かされました。未来は私たちの心持ちひとつで変えられるんです。いろんな未来、想像してみませんか。きっとそこにはたくさんの楽しい未来が待っているはず。
「すき」でも「きらい」でもない、「すらい」
「すきかきらいか」とか、「よいかわるいか」とか、「てきかみかたか」とか、よくきかれたりするけれど、それだってどっちかしかないわけないわよねー。「すき」でも「きらい」でもない、「すらい」とかあってもいいわよねー。
個人的にはこの言葉が一番すきです。
私は心を病んで床に臥せった時期がありましたが、その時は思考が「良いか悪いか」「敵か味方か」ということでいっぱいになっていました。
でも、どっちかしかないわけないんですよね。人って時には良い人だったり、悪い人だったりする。それも自分の見方による主観的なものであって、ある人から見たら同じ人、同じ言動でもその良い悪いのさじ加減も全然違う。人ってそんなもんで、その時々によって自分の考え方や見方も違って当然。だから好きでも嫌いでもない人っている。そんな「すらい」な人がいてもいいじゃない。
こんな人にオススメ
小学校低学年以上の子ども
この本のテーマは「未来」。
発達心理学に基づくと、「未来」を明確に意識できるようになるのは概ね6歳以上からだと言われています。小学校低学年頃になると、自分本位の意識からの脱皮が始まり、だんだんと周りのことを意識できるようになっていく。その過程の中で、子どもは他人の色んな考えを吸収していきます。そうして、自分の中での価値観を確立していくと言われているのです。
そんな時期の子どもにとって、この本は発展途上の価値観に大きな揺さぶりをかけてくれる本なのではないでしょうか。
こうして書くと随分哲学的な内容の絵本に思えますが、そこは子どもの”妹”が主人公の絵本なので、小さい子どもにもすんなり内容が入ってきます。「毎日ウインナーの未来」とか、嬉しい子どもさんも多いのでは(笑)
未来に絶望している、迷っている大人
絵本ですが、この本は大人にこそ読んでもらいたい本です。私たちはいつの間にか「これはこうあるべきだ」といった凝り固まった価値観の中で生活しています。
でも、その価値観は本当に絶対なのか?
それをこの本は私たちに問いかけてくれています。限定された価値観の中でもがく私たちに「それしかないわけないじゃない」と、ほんの少しだけですが、背中を押してくれる本です。
おまけ
初版には特典ペーパーが同封されています。
少しはこの本の雰囲気が伝わるでしょうか。
右上の「おもしろアイデア大募集!」といった文字の通り、裏面は自分が考えた「それしかないわけないでしょう」を描けるようになっています。コンテストがあり、オリジナル「それしかないわけないでしょう」を出版社に応募することもできます。
お子さんと一緒に考えて応募するもの楽しいですね。もちろん、「子どもだけが応募するしかないわけないでしょう」?大人の方も是非一度、考えて応募してみてください。
まとめ
未来は一つじゃない、自分でどんな風にも思い描き、書き換えることができる。
子どもにも大人にも、そんな希望を与えてくれる一冊です。
何かに悩んだとき、立ち止まったときにそっと背中を押し、勇気をくれる。
そんな優しい優しい絵本でした。
ぜひ、あなたも自分で狭めてしまった未来、「それしかないわけないでしょう」と可能性を再解放してみてください。
ブログ初心者の開始1週間のPV数・収益まとめ
こちらのブログは開始してまだ4日、アクセス数も微々たるものですが。
趣味特化ブログとして運営している方のブログが開設から1週間を超えたので、現在のPV数や収益状況などを忘備録として残したいと思います。
※趣味ブログについて
・ジャンルはかなりニッチ
(一時ブームが来たが、現在は下火)
・1日1記事更新
・写真が多めで、文字数は少なめ
・A8.net によるクリック型報酬プログラムを使用
・一応amazonと楽天アフィリエイトも貼ってる
これからブログを始めようと思っている方は「ニッチな趣味に特化したブログだとこんなもんか~」となんとなくの参考にして下さればいいです。
ブロガーとしてバリバリにブログ運営されている方は「素人ブロガーざっこwww」と思って優越感に浸ってください。
開始1週間のPV数
1週目:889pv でした。
多いのか少ないのかはよくわからない。
一日平均127pvです。
アクセス元はブログランキングが8割をしめています。
まだまだドメインパワーが弱いので、検索からのアクセスはさっぱりです。
開始1週間の収益
1週目:11円 でした。
まあ最初はこんなもんだよね。
広告に関しても精査できてないです。
とりあえずクリック型報酬のものを貼り付けているだけ。
今後したいこと
・googleアドセンスへの申し込み
(もう少し記事が潤ったら)
・内部リンクの充実
・1日1記事投稿
・広告内容の精査
感じたこと
ただ趣味をブログにアップしているだけで1週間11円は大きいんじゃないだろうか。
1週間でうまい棒1本買えるじゃん。あとブログ楽しい。
なので、なんてことない日常をつづっているだけの人もアフィリエイトには登録しておいて損はないんじゃないでしょうか。
googleアドセンスは運用にあたってブログの審査があるようですが、A8.net は審査がありません。クリック型報酬プログラムもあります。
しばらくはA8.net 1本で様子を見ていきたいと思います。
また2週目の経過もまとめる予定です。
GRANRODEOのライブでのオススメ楽曲を紹介!
突然ですが、GRANRODEOというユニットバンドをご存知でしょうか。
私は大好きです。
wikipediaより引用↓
GRANRODEO(グランロデオ)は、KISHOW(谷山紀章)とe-ZUKA(飯塚昌明)の2人で構成される日本の音楽ユニット。Lantisとハイウェイスターに所属している。略称は「ロデオ」、「グラロデ」、「GR」。
主にアニメソングを提供しているユニットです。
代表的なものは『NEEDLESS』や『黒子のバスケ』、そしてFLOWとコラボしている『七つの大罪』でしょうか。
今回は、そんなGRANRODEOのライブに行くけれど、初めてだからどの曲を聞いていけばいいのかわからない!
という方のために、ライブ頻出の曲をまとめてみました。
ちなみに私は2桁回数くらいライブに参戦しています。
Can Do
[Official Video] GRANRODEO - Can Do -
GRANRODEO を一気にトップアーティストに持ち上げた曲です。
この曲が発表されてからというもの、ライブでの登場数はほぼ100%。
黄色や赤色のサイリウムを持って、みんな飛び跳ねまくります。
「I can do it!」のコール&レスポンスも忘れずにマスターしていきましょう。
modern strange cowboy
[Official Video] GRANRODEO - modern strange cowboy -
こちらもライブの定番曲です。
疾走感に満ちたアップテンポのキラーチューン。
ライブ終盤やアンコールだけでなく、他の疾走感溢れる曲の連発のトリにもよく登場します。
「M.S.Cowboy!」のコール&レスポンスはもちろん、「39度の~」のところで飛び跳ねたりと、ライブで聴くととても楽しい1曲です。
Go For It!
[Official Video] GRANRODEO - Go For It ! -
こちらもド定番。
KISHOWたちとの「IGPX!」のコール&レスポンス合戦はお約束です。
1階席、2階席といった席指定のコーレスだけでなく、たまに水着のお姉さんなどといったおもしろいコーレスも飛び出します。
楽曲自体も熱血!といった男前なガツンとくる素敵曲です。
シャニムニ
131123 03 Shanimuni/シャニムニ@AM2013
常連曲です。
イントロから早速コール&レスポンスがあります。
よく回数を間違える人がいるので注意(笑)
縦ノリ(飛んだり跳ねたり、頭を振ったり)が激しい曲。
最近は終盤かアンコールで聴けることが多いです。
Once & Forever
隠れた名エロゲ(関係)ソング35 『ONCE&FOREVER 』
古参大好き曲です。
E-ZUKA曰く「何でやらないの?って聞かれるくらい人気」とのこと。
近々では少し登場率が減ってきていますが、大きい開場では変わらずよく登場します。
新曲
特筆するまでもありませんが、新曲は必ず歌ってくれます。
カップリング曲も登場しますので、直近のシングルやアルバムは必聴。
頻出ではないけれどライブで楽しい曲
上で紹介した曲がライブでの常連曲ですが、それ以外にもライブならではの演出の曲がいくつかありますので、紹介。
サマーGT09
GRANRODEO SUMMER GT09 (サビ振り付けのみ)
夏のライブで登場することが多いです。
サビに振付がついていて、みんな踊ります。
「にゃんにゃん♡したい!」のコール&レスポンスは男性も全力で。
NOT for SALE
タオル曲と言われている曲です。
その二つ名の通り、この曲のイントロが流れるとみんなタオルを握りしめます。
そしてブンブンと振り回します。時には投げます。
私的には大阪会場での登場率が多いような気がします。
Y・W・F
こちらは扇子曲。
KISHOWもRB・RG(客)も扇子をひらひらさせます。
シンセ音のイントロが鳴り出して、みんながゴソゴソしだしたらこの曲。
SEA OF STARS
GRANRODEO- SEA OF STARS (Subtitulado Español)
こちらも扇子曲。Y・W・Fより登場率は高いです。
KISHOWがとんでもなく大きい扇子を振って、楽器隊がステージを行ったり来たりする様はめちゃめちゃ可愛いです。
Snow Pallet
GRANRODEO - Snow Pallet [Romaji Lyrics]
冬に歌われることが多いです。
こちらもサビに振付がついていて、みんな踊ります。
単純なので1度見たらすぐに覚えて踊れますよ。
以上、GRANRODEOのライブ頻出楽曲まとめでした。
正直まだまだ紹介したい曲はたくさんありますが、
結局全楽曲おすすめなんじゃん。ということになりかねないので、
ライブでも特に登場回数の多い楽曲を紹介してみました。
「コーレスうまく出来なかったら……」
「知らない曲ばっかりだったら……」
と、不安&ワクワクで心配な方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
行ってみたらめっちゃ楽しいから。
というわけで、これからGRANRODEOのライブに参戦される方、
是非とも楽しい濃厚な3時間を過ごしてください!
本屋(書店)のアルバイトってどうなの?仕事内容、給料、面白さについて
こんにちは。現役本屋(書店)店員のしまです。
本屋は昔から変わらず人気のあるアルバイトですよね。
今これを読んでくださっているあなたも、本屋バイトに興味があるのではないでしょうか。
この記事では、『本屋のアルバイトの仕事内容、給料、やりがいなど』についてご紹介していきます。
仕事内容
本屋の仕事は、大きく分けてレジ業務と売り場業務の2つに分かれています。
レジ業務
レジの中での業務です。
会計だけでなく、様々な業務があります。
レジ打ち
新しく入ってきたアルバイトの人は、まずレジ打ちからスタートすることがほとんどです。
ひたすら本のバーコードを読み込み、お会計します。
ブックカバーをかけてと言われればブックカバーをかけ、しおりを挟んでと言われればしおりを挟みます。
勤務時間が5時間だとすると、5時間丸々ずっとレジ打ち…
ということも珍しくありません。
「本屋でアルバイトを始めたけど、1週間でやめた……」
という人たちの中には、レジ打ちばかりで業務内容が自分の理想と大きくかけ離れていたことにがっかりしたという人もいるのではないでしょうか。
文具や雑貨が置いてあるところもありますが、基本は本の時と流れは変わりません。
本屋といえば図書カードの販売もあります。
図書カードは普通の本の販売と違うマニュアルがある本屋も多いです。
模擬試験や資格試験の受付を行っているところもあり、単純にレジ打ちといっても業務内容は多岐にわたります。
レジ内の業務を一通り覚えることができて、ようやく半人前です。
ブックカバーや図書カード包装紙の制作
文庫本などを買うと「カバーおかけしましょうか?」とよく聞かれますよね。
客側のときには何気なくつけてもらっているブックカバーも店員が一枚一枚折っています。
レジ打ちの合間に折ることが多いです。
よく売れる本(文庫、新書、文芸書など)のサイズに合わせて紙を折っていくだけですが、すぐになくなるのでひたすら補充します。
既存のカバーサイズに合わない本へのカバーを希望された際には、その場でカバーを折ることもあります。
似たような業務に、図書カード系の包装紙を折る作業もあります。
ブックカバーほど単純に折れるものではないので比較的空いている時間帯に勤務している人が折っていることが多いです。
こちらも年度初めや終わりに大量になくなっていくためひたすら補充します。
プレゼント包装
サービスの一環としてラッピングを取り入れている本屋も多いです。
誕生日プレゼントやお見舞いに本を買っていく人も多く、そういった本のラッピングを行います。
特にラッピングが多くなるのがクリスマス前です。
クリスマス前になるとラッピング特設会場という場を設ける店もあるくらい。
ワンピース全巻ラッピングなんて注文もザラにあります。
「ラッピングなんてできそうもないよ~」
という人は、クリスマス前にバイト応募するのはやめましょう。
お客様からのお問い合わせ受付
本屋は店舗の中に膨大な数の書籍が陳列されています。
その中から自分のお目当ての本を探すのは重労働です。
大手の書店では客が自ら書籍の在庫検索ができる端末を用意していることもありますが、中小店舗でその端末がおいてあることはまれです。
そこでお客様が頼りにするのが店員です。
たいていの本屋はPCで在庫管理を行っていますので、店員専用の端末で在庫検索を行い在庫があれば店内から探し出し、在庫がなければ取り寄せの手配をします。
お問い合わせはレジにいようが売り場にいようが避けられない業務です。
レジに慣れてきたころから任されるようになるでしょう。
売り場業務
レジに慣れてきたころから任されたり、任されなかったりします。
大店舗でははっきりとレジ専門、売り場専門と担当が分かれていることも多いです。
逆に中小店舗ではレジと売り場を兼任することも多いです。
大体の店では売り場の在庫管理を一任されている人がいますが、その多くは社員です。
バイトはその社員の補佐をすることがほとんどです。
しかし、社員だけで売り場をカバーできない場合、ある程度経験を積んだバイトに一部を一任することもあるようです。
在庫管理・発注
自分の売り場を目で見て、データを確認し、「いま売れている商品や次に売れる商品は何か」を考えながら書籍の発注を行います。
その逆に「売れていない商品は何か」を考え、返品に回すこともあります。
世間の流行、ニーズを日々取り入れながら売り場を作っていくので、日ごろから色々なことにアンテナを張り巡らせる必要があります。
出版社の営業との打ち合わせ
本屋には定期的に出版社の営業がやってきます。
その出版社の書籍で売れ筋のものや新刊などを宣伝してくれます。
が、店舗のカラーに合わない書籍を大量に入荷させようとしてくることもあります。
そんな営業をうまくかわしたり、時には受けたり……。
自分の売り場のため、細かな駆け引きをします(笑)
品出し
流通にもよりますが、大体その日の新刊はその日の朝に届きます。
届いた段ボールをひたすら開封し、不備がないか確認しながら売り場に並べます。
ディスプレイもその時に考えながら品出ししていきます。
雑誌の紐かけ、コミックのビニールかけ
そのままの通り、雑誌に紐をかけます。店によっては輪ゴムのことも。
付録が落ちるのを防止したり、過度の立ち読みによって本が傷むのを防止したりするためにかけます。
コミックにかかっているビニールも店員がかけています。
シュリンクと呼ばれているもので、専用の機械があります。
ひたすらビニールにコミックを入れ、機械に通します。
コミックは毎日のように大量に入荷されますので、コミック担当になるともれなく終わりの見えないシュリンク作業がついてきます。
返品作業
本屋で一番の重労働です。
売れなかった本は出版社に返すことができる(一部除く)ので、返す予定の本のバーコードをスキャンしながら段ボールに詰めていきます。
私は返品作業をしたことがないのですが、担当者曰く「腰がやられる」「でも段ボールに本が綺麗に収まったときの達成感ハンパない」とのことでした。男性が任されることも多いようです。
以上が本屋での主な仕事内容です。地味な仕事ばかりです。
今から本屋バイトを始めようと思っている方は、レジ打ちからスタートする、ということだけ頭に入れておきましょう。
給料
基本的にはその地域の最低賃金スレスレです。
というのは出版業界の利益算出によるものが大きいのですが、本屋で働きながら高給取りを目指すのは非常に厳しいです。
本当に本が好き、本屋で働くのが好き、という方でないと仕事と給料の比が釣り合わないと思います。
面白さ
仕事は地味、給料は低い……そんな本屋でのアルバイトですが、なぜそれでも本屋は人気のアルバイトなのかについて、私や本屋店員仲間の意見をまとめました。
やっぱり本が好き
本屋はその名の通り、あたり一面が本で囲まれています。
「本の表紙をひたすら眺めるのがすき」
「本のにおいがすき」「本の手触りがすき」
…といった本フェチにはたまらない環境でしょう。
本の話をするのが好き
本屋店員は大なり小なり本好きが多いです。
好きなジャンルにも色々あります。
推理小説がすき、経済書がすき、コミックがすき……
などなど、自分と同じ趣味を持つ仲間がたくさん集まります。
そういった仲間と、本の話ができるのは非常にいいものです。
趣味仲間がたくさんできると、自分の生活にもいいスパイスを与えてくれます。
また、お客さんも本が好きな方が多いです。
中にはお喋りなお客さんもいて、問い合わせの最中にオススメの本を紹介してくれることもあります。
新しい本にたくさん出会える
本屋店員になると、客として本屋に通うよりはるかにアンテナの精度が上がります。
品出しはもちろん、レジで会計をしているだけでもお客様が面白そうな本を持ってきてくださることもあります。
また、人気の本がどんな本なのかもすぐに分かるため、質の良い本を読める確率がぐっと上がります。
社割で本を少しだけ安く買える
基本的に本には割引制度がありません。
ですが、店員になると社割を使えるところが多いです。
値引き率は10%~5%程と低めではありますが、それでも値引きのない本を市場価格より安く買えることは大きなメリットです。
雑誌の付録がもらえる店舗もある
これはあまり大きな声では言えませんが、雑誌の付録が貰える店舗もあります。
雑誌を返品するときに付録は全て処分して返品しますので、処分予定の付録を持って帰ることができます。
特に女性誌の付録は年々豪華になっていますので、女性にとっては嬉しいシステム(?)だと思います。
店員、客ともに穏やかな人が多い
これは本当にその通りだと思います。
本屋店員は本オタクが本当に多いからか、気質も穏やかで真面目な人が多いです。
ちなみに私の店舗は8割が何かしらのオタクです。みんなとても穏やかです。
お客様も、酔っぱらって本屋に来る人はほとんどいないので、穏やかな方がほとんどです。
いわゆるクレーマーがくることはめったにありませんし、クレーマーはもれなく他のお客様から冷ややかな視線を受けます。
ミスさえしなければ、毎日穏やかな気持ちで業務に取り組めます。
以上、本屋アルバイトの仕事内容、給料、やりがいなどについてのご紹介でした。
まとめると、
仕事内容:レジ業務か売り場業務
給料:最低賃金スレスレ
やりがい:本が好きなら天国
といった感じでしょうか。
本屋は慢性的に人手不足です!
「やってみたいな~」と思っている方がいらっしゃいましたら、是非勇気と興味を持って応募してみてください。
本屋店員一同、あなたの入店をお待ちしています。
やる気が出ないときにやる気を出すための簡単なヒント
こんにちは。うつ闘病中のしまです。
「やる気が出ない」「動きたくない」「ずっと横たわっていたい」
そんな時って誰にでもありますよね。私はいつもそうです。
やる気が出ないから仕事に行きたくない、勉強したくない……
じゃあやる気が出ればもっとパフォーマンスを上げられるんじゃない?
よっしゃ!やる気出すぞ!と思っても、実際やる気ってどう出せばいいのかわからないですよね。
やる気出ない→成果出ない→やる気出ない……の無限ループに陥っている方、たくさんいると思うんです。
でもそんなループからはいい加減脱出したいですよね。
この記事では「やる気の出し方」についてまとめてみました。
やる気が出なくて困っている方、是非試してみてください。
とりあえずやってみる
考える前に動いてみましょう。
今できることを、今できる範囲でやればいいのです。
「とりあえず起き上がる」とか「とりあえずノートと筆記具を用意する」とか、少しの労力でできることから初めてみましょう。
そして、その「とりあえず…」の交渉を自分の中で何度か続けてみます。
すると、いつのまにかタスクの半分が終了しているかもしれません。
「やる気は後からついてくる」理論ですね。
行動を始めるきっかけがないと人はなかなか動けない生き物です。
1分でもいいんです、始めることが大切です。
目的や目標を明確にする
「なんのために」「なにをすればいいのか」を明確にしましょう。
自分だけが意識すればいいのでなんでもいいです。
可能なら紙に書きだしましょう。
いつでも見返すことができるようにしておけば自分だけの特製やる気スイッチができるかもしれません。
というか、紙を用意できた時点ですでに行動できています。
やる気出てます。その調子で次のタスクに取り掛かればいいのです。
くれぐれも目的や目標を書くだけ書いて満足しないように……(自戒)
タスクを完了できなかった時のことを考える
タスクを放置してしまうと、自分にどんな不利益が起こるのか考えてみましょう。
ちなみに私はお風呂に入るのにもやる気が出ない人間ですが、
「職場で不衛生なヤバイやつだと思われる、そんなの耐えられない」
と思って無理矢理に身体を起こしてお風呂に入ってます。
やる気を出すことにポジティブなイメージが浮かばないときは、ネガティブイメージから無理矢理自分を起き上がらせるのも手だと思います。
報酬を用意する
よく女子が言う「頑張った私にご褒美♪」です。
好きなお菓子を食べるとか、録画したドラマを見る…とか、 自分がポジティブなイメージを持てるものならなんでもいいです。
誰かに宣言する
「私はこれをする!」と誰かに宣言するのもありです。
宣言する相手は自分をよく気にかけてくれる人がいいでしょう。
家族や友達、同僚、上司など誰かに公言してしまえば「言ったんだからやらなきゃ…」という気持ちになり、自然と行動に移せます。
え?誰もいない?なら自分に宣言しましょう。
声に出し、自分の耳に聞かせることで脳がやる気を起こしてくれるかも。
誰かと話す
”いつもやる気に満ち溢れたポジティブな人”っていますよね。
やる気が出ないときはそういう人と会話してみましょう。
自分にとっていい影響をもたらしてくれる人と繋がっておくことは結果的に日々を豊かにしてくれます。
日ごろからアンテナを張っておくことが大事ですね。
会話しているうちにやる気スイッチがいつの間にか入っているかも。
また、他人と会話することは気分転換にもなります。
きっとすっきりした気分でタスクに取り掛かれますよね。
自分だけのやる気スイッチを見つける
”「このお菓子を一口食べたら」「この音楽をかけたら」作業する”
といったような、自分だけの儀式を作ります。
それを何日か続けていけば、条件反射で自然とやる気が出るようになります。
タスクをルーチン化するのです。
日常の中にタスクを馴染ませることができれば、怖いものなしです。
以上、「やる気を出す」ための7つのヒントをご紹介しました。
私は「この記事を書き終わったら寝るぞ!」と決意して(報酬)
とりあえずブログの記事を書く画面を開きました(とりあえずやってみる)。
さあ、早速この記事を閉じて、まずは一歩、行動を始めてみましょう!
はじめまして
はじめまして。しまです。
うつ病とお友達のアラサーです。
目指せ1日1記事!で、何か色々書いていきたいと思います。
今のところ雑記ブログを目指しています。
文章を書くのは苦手です。
調べ仕事が好きなので、いろいろと調べたことをこのブログにまとめていって私の忘備録にできたらなあと思っています。